▲最近あまり言われなくなったが、デジタルデバイドは確かにまだまだ存在している。実際、私のようなアラカン世代ともなると、おそらく半分以下の人しかネットやデジタルグッズの恩恵を被っていないだろう。うちのかみさんは、私の影響もあって、様々なデジタルグッズを使っており、TwitterやFacebookは私より積極的だし、何よりそれに割く時間がものすごく多くて、テレビや映画をあまり見なくなった。彼女は「最近のつまらないテレビを見たくもないと思う同世代は、デジタルグッズなしだといったい何をして楽しんでいるのだろう」とまで言う。
▲近所に住む彼女の同級生は、デジタル物は全くダメ。その旦那も同様。さすがに携帯メールくらいは使っているが、ネットもほとんど見ないらしい。親族は誰も彼女に使い方を教えないし、デジタル物は結構高額だから買えないとのこと。ということで彼女は今後、デジタル物を使うことはなく老いていくように思える。何かのきっかけで、彼女がデジタル物を使うようになることは、はたしてこの先果たしてあるのだろうか。
▲と考えたとき、いや案外あるかも、と思い当たることがある。それはタブレットと無線回線の普及が急速だからだ。うちのかみさんもPCは使うが、はっきりいってあまり得意ではない。仕事のために開くことはあるが、もっぱら使うのはiPhoneとiPadだ。私はアップル嫌いなのでこれらを全く使わないため、彼女に対しては完全にノーサポート。彼女はそれまでの知識に加え、ネットで多くの知人を得て、これらを使いこなしている。いや、使いこなしているとまではいえないようだが、少なくとも楽しめるレベルにある。まあ十分だろう。
▲しかし正直なところ、まだタブレット類もスマホも普通のおばさんにはかなりハードルが高い。とはいえかみさんを見ればわかるとおり、PCと比べたらこれはもう圧倒的に簡単だ。象徴的なのはキーボードが無いことだろう。パソコン利用の大きなハードルはキーボードとマウスだ。カーソルを動かし、ダブルクリックし、ローマ字入力して変換する、この一連の作業ができるようになるかが、パソコンの最大の難関だったといってもいい。クルマでいえば、クラッチとアクセルとギアだ。昔はこの三つを使えるようになるため免許取得に苦労したものだが、今はオートマだから苦も無く免許が取れる。しかしPCはいまだに難しい。いったん覚えればクルマもPCもとても便利になるのだが。
▲これがタブレットやスマホとなると直感的に触れるだけだ。入力にしても最近は手書きIMEが実用域に入っている。私はキーボードがあれば考える速度で入力できるが、フリック入力はそこまでは無理。そのためまるでキーボードの使えない老人になった気分でめげていた。といって今さら入力練習をするのも嫌。そこで手書きIMEを入れてみたら、これが結構使える。簡単な文章なら今や手書きの方が手っ取り早い。昔、PalmOSのPDAで特殊な手書き文字を覚えたものだが、今は日本語がそのまま手書き入力できる。つまりタッチパネルと手書きIMEがあれば、どんな老人だってタブレットやスマホ使いこなせる可能性がある。ウインドウズ8はPCでそれをやろうとしているのだろう。
▲またタブレットでやることは、基本的にすべてアプリにしてしまえば簡単だ。ブラウザで新聞サイトを読むより、新聞のアプリを入れて開いた方が簡単で見やすい。こうなると今後大手サイトはすべてアプリ化するしかないだろう。タブレットやスマホにそのアプリを入れれば、実際すぐに誰でもひとまず見られるし使える。デジタルデバイドなおばさんでもちょっと教えれば多分すぐに使いこなせるはずだ。
▲そしてもう一つは回線の問題。PCでネットを見ようと思うと、回線を確保し、プロバイダを契約し、ルータを置き、無線LANを設定するという大きなハードルがあったが、タブレットやスマホはそれが内蔵されている。テザリングができれば必要に応じてPCだってつなげられる。ワンアクションで、しかも無線でネットに繋がるのは、おばさんにも抵抗はないだろう。問題はまだ少し高めの回線料金だが、これはいずれだんだん下がっていくだろう。むろんトラフィック増の問題は今後解決しないといけないが。
▲つまりもうPCは死んだのだ。デジタルデバイドの解決にはPCはもはや何の力も持たない。今後はすべて、タブレットやスマホの世界になっていくだろう。その暁には、じいさんもばあさんもネットに繋がる。ウインドウズ、これまで長い間ありがとう。ビル・ゲイツ、ここまできたのはあなたのおかげ。ありがとう。でも、頭のいいあなたはもう自分の出る幕ではないと数年前にわかってしまったゆえ、とっとと引退したのだろう。そしてスティーヴ・ジョブス、本当にありがとう、ご苦労様。一足先にクラウドの世界へ旅立ったあなたのおかげで、私たちはここまできた。私はマックが嫌いだ。だけどあなたがいて本当によかった。
▲二人と同世代の私はもう少し生きながらえるつもりだ。PCジジイの私は今後、猫も杓子もタブレットばかり使いやがって、と悪態をつきながらのたれ死ぬしかないのかもしれない。だって手書き入力しかできないということは、隣のおばさんと同レベルになってしまったのだからw。その前にできるだけ自分のデータをクラウドに上げて、ジョブズのようにクラウドの中で生き続けるための準備をしよう。現世と来世はやがてクラウドの中で融合するかもしれない。私も旅立ちの準備の前に、まずはアップロードだ。
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Entries from 10月 2011
デジタルデバイドを超えるもの(ありがとう、ジョブズ):編集長コラム 水野誠志朗\’sトーク
10月 31st, 2011 · No Comments
Tags: 欧州車情報
デジタルデバイドを超えるもの(ありがとう、ジョブズ):編集長コラム 水野誠志朗\’sトーク
10月 29th, 2011 · No Comments
▲最近あまり言われなくなったが、デジタルデバイドは確かにまだまだ存在している。実際、私のようなアラカン世代ともなると、おそらく半分以下の人しかネットやデジタルグッズの恩恵を被っていないだろう。うちのかみさんは、私の影響もあって、様々なデジタルグッズを使っており、TwitterやFacebookは私より積極的だし、何よりそれに割く時間がものすごく多くて、テレビや映画をあまり見なくなった。彼女は「最近のつまらないテレビを見たくもないと思う同世代は、デジタルグッズなしだといったい何をして楽しんでいるのだろう」とまで言う。
▲近所に住む彼女の同級生は、デジタル物は全くダメ。その旦那も同様。さすがに携帯メールくらいは使っているが、ネットもほとんど見ないらしい。親族は誰も彼女に使い方を教えないし、デジタル物は結構高額だから買えないとのこと。ということで彼女は今後、デジタル物を使うことはなく老いていくように思える。何かのきっかけで、彼女がデジタル物を使うようになることは、はたしてこの先果たしてあるのだろうか。
▲と考えたとき、いや案外あるかも、と思い当たることがある。それはタブレットと無線回線の普及が急速だからだ。うちのかみさんもPCは使うが、はっきりいってあまり得意ではない。仕事のために開くことはあるが、もっぱら使うのはiPhoneとiPadだ。私はアップル嫌いなのでこれらを全く使わないため、彼女に対しては完全にノーサポート。彼女はそれまでの知識に加え、ネットで多くの知人を得て、これらを使いこなしている。いや、使いこなしているとまではいえないようだが、少なくとも楽しめるレベルにある。まあ十分だろう。
▲しかし正直なところ、まだタブレット類もスマホも普通のおばさんにはかなりハードルが高い。とはいえかみさんを見ればわかるとおり、PCと比べたらこれはもう圧倒的に簡単だ。象徴的なのはキーボードが無いことだろう。パソコン利用の大きなハードルはキーボードとマウスだ。カーソルを動かし、ダブルクリックし、ローマ字入力して変換する、この一連の作業ができるようになるかが、パソコンの最大の難関だったといってもいい。クルマでいえば、クラッチとアクセルとギアだ。昔はこの三つを使えるようになるため免許取得に苦労したものだが、今はオートマだから苦も無く免許が取れる。しかしPCはいまだに難しい。いったん覚えればクルマもPCもとても便利になるのだが。
▲これがタブレットやスマホとなると直感的に触れるだけだ。入力にしても最近は手書きIMEが実用域に入っている。私はキーボードがあれば考える速度で入力できるが、フリック入力はそこまでは無理。そのためまるでキーボードの使えない老人になった気分でめげていた。といって今さら入力練習をするのも嫌。そこで手書きIMEを入れてみたら、これが結構使える。簡単な文章なら今や手書きの方が手っ取り早い。昔、PalmOSのPDAで特殊な手書き文字を覚えたものだが、今は日本語がそのまま手書き入力できる。つまりタッチパネルと手書きIMEがあれば、どんな老人だってタブレットやスマホ使いこなせる可能性がある。ウインドウズ8はPCでそれをやろうとしているのだろう。
▲またタブレットでやることは、基本的にすべてアプリにしてしまえば簡単だ。ブラウザで新聞サイトを読むより、新聞のアプリを入れて開いた方が簡単で見やすい。こうなると今後大手サイトはすべてアプリ化するしかないだろう。タブレットやスマホにそのアプリを入れれば、実際すぐに誰でもひとまず見られるし使える。デジタルデバイドなおばさんでもちょっと教えれば多分すぐに使いこなせるはずだ。
▲そしてもう一つは回線の問題。PCでネットを見ようと思うと、回線を確保し、プロバイダを契約し、ルータを置き、無線LANを設定するという大きなハードルがあったが、タブレットやスマホはそれが内蔵されている。テザリングができれば必要に応じてPCだってつなげられる。ワンアクションで、しかも無線でネットに繋がるのは、おばさんにも抵抗はないだろう。問題はまだ少し高めの回線料金だが、これはいずれだんだん下がっていくだろう。むろんトラフィック増の問題は今後解決しないといけないが。
▲つまりもうPCは死んだのだ。デジタルデバイドの解決にはPCはもはや何の力も持たない。今後はすべて、タブレットやスマホの世界になっていくだろう。その暁には、じいさんもばあさんもネットに繋がる。ウインドウズ、これまで長い間ありがとう。ビル・ゲイツ、ここまできたのはあなたのおかげ。ありがとう。でも、頭のいいあなたはもう自分の出る幕ではないと数年前にわかってしまったゆえ、とっとと引退したのだろう。そしてスティーヴ・ジョブス、本当にありがとう、ご苦労様。一足先にクラウドの世界へ旅立ったあなたのおかげで、私たちはここまできた。私はマックが嫌いだ。だけどあなたがいて本当によかった。
▲二人と同世代の私はもう少し生きながらえるつもりだ。PCジジイの私は今後、猫も杓子もタブレットばかり使いやがって、と悪態をつきながらのたれ死ぬしかないのかもしれない。だって手書き入力しかできないということは、隣のおばさんと同レベルになってしまったのだからw。その前にできるだけ自分のデータをクラウドに上げて、ジョブズのようにクラウドの中で生き続けるための準備をしよう。現世と来世はやがてクラウドの中で融合するかもしれない。私も旅立ちの準備の前に、まずはアップロードだ。
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トヨタFT-86、ここまでわかった! 市販車発表目前情報
10月 28th, 2011 · No Comments
東京モーターショーでの市販車デビューを1ヶ月後に控え、FT-86に関する情報が数…
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デジタルデバイドを超えるもの(ありがとう、ジョブズ):編集長コラム 水野誠志朗\’sトーク
10月 27th, 2011 · No Comments
▲最近あまり言われなくなったが、デジタルデバイドは確かにまだまだ存在している。実際、私のようなアラカン世代ともなると、おそらく半分以下の人しかネットやデジタルグッズの恩恵を被っていないだろう。うちのかみさんは、私の影響もあって、様々なデジタルグッズを使っており、TwitterやFacebookは私より積極的だし、何よりそれに割く時間がものすごく多くて、テレビや映画をあまり見なくなった。彼女は「最近のつまらないテレビを見たくもないと思う同世代は、デジタルグッズなしだといったい何をして楽しんでいるのだろう」とまで言う。
▲近所に住む彼女の同級生は、デジタル物は全くダメ。その旦那も同様。さすがに携帯メールくらいは使っているが、ネットもほとんど見ないらしい。親族は誰も彼女に使い方を教えないし、デジタル物は結構高額だから買えないとのこと。ということで彼女は今後、デジタル物を使うことはなく老いていくように思える。何かのきっかけで、彼女がデジタル物を使うようになることは、はたしてこの先果たしてあるのだろうか。
▲と考えたとき、いや案外あるかも、と思い当たることがある。それはタブレットと無線回線の普及が急速だからだ。うちのかみさんもPCは使うが、はっきりいってあまり得意ではない。仕事のために開くことはあるが、もっぱら使うのはiPhoneとiPadだ。私はアップル嫌いなのでこれらを全く使わないため、彼女に対しては完全にノーサポート。彼女はそれまでの知識に加え、ネットで多くの知人を得て、これらを使いこなしている。いや、使いこなしているとまではいえないようだが、少なくとも楽しめるレベルにある。まあ十分だろう。
▲しかし正直なところ、まだタブレット類もスマホも普通のおばさんにはかなりハードルが高い。とはいえかみさんを見ればわかるとおり、PCと比べたらこれはもう圧倒的に簡単だ。象徴的なのはキーボードが無いことだろう。パソコン利用の大きなハードルはキーボードとマウスだ。カーソルを動かし、ダブルクリックし、ローマ字入力して変換する、この一連の作業ができるようになるかが、パソコンの最大の難関だったといってもいい。クルマでいえば、クラッチとアクセルとギアだ。昔はこの三つを使えるようになるため免許取得に苦労したものだが、今はオートマだから苦も無く免許が取れる。しかしPCはいまだに難しい。いったん覚えればクルマもPCもとても便利になるのだが。
▲これがタブレットやスマホとなると直感的に触れるだけだ。入力にしても最近は手書きIMEが実用域に入っている。私はキーボードがあれば考える速度で入力できるが、フリック入力はそこまでは無理。そのためまるでキーボードの使えない老人になった気分でめげていた。といって今さら入力練習をするのも嫌。そこで手書きIMEを入れてみたら、これが結構使える。簡単な文章なら今や手書きの方が手っ取り早い。昔、PalmOSのPDAで特殊な手書き文字を覚えたものだが、今は日本語がそのまま手書き入力できる。つまりタッチパネルと手書きIMEがあれば、どんな老人だってタブレットやスマホ使いこなせる可能性がある。ウインドウズ8はPCでそれをやろうとしているのだろう。
▲またタブレットでやることは、基本的にすべてアプリにしてしまえば簡単だ。ブラウザで新聞サイトを読むより、新聞のアプリを入れて開いた方が簡単で見やすい。こうなると今後大手サイトはすべてアプリ化するしかないだろう。タブレットやスマホにそのアプリを入れれば、実際すぐに誰でもひとまず見られるし使える。デジタルデバイドなおばさんでもちょっと教えれば多分すぐに使いこなせるはずだ。
▲そしてもう一つは回線の問題。PCでネットを見ようと思うと、回線を確保し、プロバイダを契約し、ルータを置き、無線LANを設定するという大きなハードルがあったが、タブレットやスマホはそれが内蔵されている。テザリングができれば必要に応じてPCだってつなげられる。ワンアクションで、しかも無線でネットに繋がるのは、おばさんにも抵抗はないだろう。問題はまだ少し高めの回線料金だが、これはいずれだんだん下がっていくだろう。むろんトラフィック増の問題は今後解決しないといけないが。
▲つまりもうPCは死んだのだ。デジタルデバイドの解決にはPCはもはや何の力も持たない。今後はすべて、タブレットやスマホの世界になっていくだろう。その暁には、じいさんもばあさんもネットに繋がる。ウインドウズ、これまで長い間ありがとう。ビル・ゲイツ、ここまできたのはあなたのおかげ。ありがとう。でも、頭のいいあなたはもう自分の出る幕ではないと数年前にわかってしまったゆえ、とっとと引退したのだろう。そしてスティーヴ・ジョブス、本当にありがとう、ご苦労様。一足先にクラウドの世界へ旅立ったあなたのおかげで、私たちはここまできた。私はマックが嫌いだ。だけどあなたがいて本当によかった。
▲二人と同世代の私はもう少し生きながらえるつもりだ。PCジジイの私は今後、猫も杓子もタブレットばかり使いやがって、と悪態をつきながらのたれ死ぬしかないのかもしれない。だって手書き入力しかできないということは、隣のおばさんと同レベルになってしまったのだからw。その前にできるだけ自分のデータをクラウドに上げて、ジョブズのようにクラウドの中で生き続けるための準備をしよう。現世と来世はやがてクラウドの中で融合するかもしれない。私も旅立ちの準備の前に、まずはアップロードだ。
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デジタルデバイドを超えるもの(ありがとう、ジョブズ):編集長コラム 水野誠志朗\’sトーク
10月 25th, 2011 · No Comments
▲最近あまり言われなくなったが、デジタルデバイドは確かにまだまだ存在している。実際、私のようなアラカン世代ともなると、おそらく半分以下の人しかネットやデジタルグッズの恩恵を被っていないだろう。うちのかみさんは、私の影響もあって、様々なデジタルグッズを使っており、TwitterやFacebookは私より積極的だし、何よりそれに割く時間がものすごく多くて、テレビや映画をあまり見なくなった。彼女は「最近のつまらないテレビを見たくもないと思う同世代は、デジタルグッズなしだといったい何をして楽しんでいるのだろう」とまで言う。
▲近所に住む彼女の同級生は、デジタル物は全くダメ。その旦那も同様。さすがに携帯メールくらいは使っているが、ネットもほとんど見ないらしい。親族は誰も彼女に使い方を教えないし、デジタル物は結構高額だから買えないとのこと。ということで彼女は今後、デジタル物を使うことはなく老いていくように思える。何かのきっかけで、彼女がデジタル物を使うようになることは、はたしてこの先果たしてあるのだろうか。
▲と考えたとき、いや案外あるかも、と思い当たることがある。それはタブレットと無線回線の普及が急速だからだ。うちのかみさんもPCは使うが、はっきりいってあまり得意ではない。仕事のために開くことはあるが、もっぱら使うのはiPhoneとiPadだ。私はアップル嫌いなのでこれらを全く使わないため、彼女に対しては完全にノーサポート。彼女はそれまでの知識に加え、ネットで多くの知人を得て、これらを使いこなしている。いや、使いこなしているとまではいえないようだが、少なくとも楽しめるレベルにある。まあ十分だろう。
▲しかし正直なところ、まだタブレット類もスマホも普通のおばさんにはかなりハードルが高い。とはいえかみさんを見ればわかるとおり、PCと比べたらこれはもう圧倒的に簡単だ。象徴的なのはキーボードが無いことだろう。パソコン利用の大きなハードルはキーボードとマウスだ。カーソルを動かし、ダブルクリックし、ローマ字入力して変換する、この一連の作業ができるようになるかが、パソコンの最大の難関だったといってもいい。クルマでいえば、クラッチとアクセルとギアだ。昔はこの三つを使えるようになるため免許取得に苦労したものだが、今はオートマだから苦も無く免許が取れる。しかしPCはいまだに難しい。いったん覚えればクルマもPCもとても便利になるのだが。
▲これがタブレットやスマホとなると直感的に触れるだけだ。入力にしても最近は手書きIMEが実用域に入っている。私はキーボードがあれば考える速度で入力できるが、フリック入力はそこまでは無理。そのためまるでキーボードの使えない老人になった気分でめげていた。といって今さら入力練習をするのも嫌。そこで手書きIMEを入れてみたら、これが結構使える。簡単な文章なら今や手書きの方が手っ取り早い。昔、PalmOSのPDAで特殊な手書き文字を覚えたものだが、今は日本語がそのまま手書き入力できる。つまりタッチパネルと手書きIMEがあれば、どんな老人だってタブレットやスマホ使いこなせる可能性がある。ウインドウズ8はPCでそれをやろうとしているのだろう。
▲またタブレットでやることは、基本的にすべてアプリにしてしまえば簡単だ。ブラウザで新聞サイトを読むより、新聞のアプリを入れて開いた方が簡単で見やすい。こうなると今後大手サイトはすべてアプリ化するしかないだろう。タブレットやスマホにそのアプリを入れれば、実際すぐに誰でもひとまず見られるし使える。デジタルデバイドなおばさんでもちょっと教えれば多分すぐに使いこなせるはずだ。
▲そしてもう一つは回線の問題。PCでネットを見ようと思うと、回線を確保し、プロバイダを契約し、ルータを置き、無線LANを設定するという大きなハードルがあったが、タブレットやスマホはそれが内蔵されている。テザリングができれば必要に応じてPCだってつなげられる。ワンアクションで、しかも無線でネットに繋がるのは、おばさんにも抵抗はないだろう。問題はまだ少し高めの回線料金だが、これはいずれだんだん下がっていくだろう。むろんトラフィック増の問題は今後解決しないといけないが。
▲つまりもうPCは死んだのだ。デジタルデバイドの解決にはPCはもはや何の力も持たない。今後はすべて、タブレットやスマホの世界になっていくだろう。その暁には、じいさんもばあさんもネットに繋がる。ウインドウズ、これまで長い間ありがとう。ビル・ゲイツ、ここまできたのはあなたのおかげ。ありがとう。でも、頭のいいあなたはもう自分の出る幕ではないと数年前にわかってしまったゆえ、とっとと引退したのだろう。そしてスティーヴ・ジョブス、本当にありがとう、ご苦労様。一足先にクラウドの世界へ旅立ったあなたのおかげで、私たちはここまできた。私はマックが嫌いだ。だけどあなたがいて本当によかった。
▲二人と同世代の私はもう少し生きながらえるつもりだ。PCジジイの私は今後、猫も杓子もタブレットばかり使いやがって、と悪態をつきながらのたれ死ぬしかないのかもしれない。だって手書き入力しかできないということは、隣のおばさんと同レベルになってしまったのだからw。その前にできるだけ自分のデータをクラウドに上げて、ジョブズのようにクラウドの中で生き続けるための準備をしよう。現世と来世はやがてクラウドの中で融合するかもしれない。私も旅立ちの準備の前に、まずはアップロードだ。
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デジタルデバイドを超えるもの(ありがとう、ジョブズ):編集長コラム 水野誠志朗\’sトーク
10月 23rd, 2011 · No Comments
▲最近あまり言われなくなったが、デジタルデバイドは確かにまだまだ存在している。実際、私のようなアラカン世代ともなると、おそらく半分以下の人しかネットやデジタルグッズの恩恵を被っていないだろう。うちのかみさんは、私の影響もあって、様々なデジタルグッズを使っており、TwitterやFacebookは私より積極的だし、何よりそれに割く時間がものすごく多くて、テレビや映画をあまり見なくなった。彼女は「最近のつまらないテレビを見たくもないと思う同世代は、デジタルグッズなしだといったい何をして楽しんでいるのだろう」とまで言う。
▲近所に住む彼女の同級生は、デジタル物は全くダメ。その旦那も同様。さすがに携帯メールくらいは使っているが、ネットもほとんど見ないらしい。親族は誰も彼女に使い方を教えないし、デジタル物は結構高額だから買えないとのこと。ということで彼女は今後、デジタル物を使うことはなく老いていくように思える。何かのきっかけで、彼女がデジタル物を使うようになることは、はたしてこの先果たしてあるのだろうか。
▲と考えたとき、いや案外あるかも、と思い当たることがある。それはタブレットと無線回線の普及が急速だからだ。うちのかみさんもPCは使うが、はっきりいってあまり得意ではない。仕事のために開くことはあるが、もっぱら使うのはiPhoneとiPadだ。私はアップル嫌いなのでこれらを全く使わないため、彼女に対しては完全にノーサポート。彼女はそれまでの知識に加え、ネットで多くの知人を得て、これらを使いこなしている。いや、使いこなしているとまではいえないようだが、少なくとも楽しめるレベルにある。まあ十分だろう。
▲しかし正直なところ、まだタブレット類もスマホも普通のおばさんにはかなりハードルが高い。とはいえかみさんを見ればわかるとおり、PCと比べたらこれはもう圧倒的に簡単だ。象徴的なのはキーボードが無いことだろう。パソコン利用の大きなハードルはキーボードとマウスだ。カーソルを動かし、ダブルクリックし、ローマ字入力して変換する、この一連の作業ができるようになるかが、パソコンの最大の難関だったといってもいい。クルマでいえば、クラッチとアクセルとギアだ。昔はこの三つを使えるようになるため免許取得に苦労したものだが、今はオートマだから苦も無く免許が取れる。しかしPCはいまだに難しい。いったん覚えればクルマもPCもとても便利になるのだが。
▲これがタブレットやスマホとなると直感的に触れるだけだ。入力にしても最近は手書きIMEが実用域に入っている。私はキーボードがあれば考える速度で入力できるが、フリック入力はそこまでは無理。そのためまるでキーボードの使えない老人になった気分でめげていた。といって今さら入力練習をするのも嫌。そこで手書きIMEを入れてみたら、これが結構使える。簡単な文章なら今や手書きの方が手っ取り早い。昔、PalmOSのPDAで特殊な手書き文字を覚えたものだが、今は日本語がそのまま手書き入力できる。つまりタッチパネルと手書きIMEがあれば、どんな老人だってタブレットやスマホ使いこなせる可能性がある。ウインドウズ8はPCでそれをやろうとしているのだろう。
▲またタブレットでやることは、基本的にすべてアプリにしてしまえば簡単だ。ブラウザで新聞サイトを読むより、新聞のアプリを入れて開いた方が簡単で見やすい。こうなると今後大手サイトはすべてアプリ化するしかないだろう。タブレットやスマホにそのアプリを入れれば、実際すぐに誰でもひとまず見られるし使える。デジタルデバイドなおばさんでもちょっと教えれば多分すぐに使いこなせるはずだ。
▲そしてもう一つは回線の問題。PCでネットを見ようと思うと、回線を確保し、プロバイダを契約し、ルータを置き、無線LANを設定するという大きなハードルがあったが、タブレットやスマホはそれが内蔵されている。テザリングができれば必要に応じてPCだってつなげられる。ワンアクションで、しかも無線でネットに繋がるのは、おばさんにも抵抗はないだろう。問題はまだ少し高めの回線料金だが、これはいずれだんだん下がっていくだろう。むろんトラフィック増の問題は今後解決しないといけないが。
▲つまりもうPCは死んだのだ。デジタルデバイドの解決にはPCはもはや何の力も持たない。今後はすべて、タブレットやスマホの世界になっていくだろう。その暁には、じいさんもばあさんもネットに繋がる。ウインドウズ、これまで長い間ありがとう。ビル・ゲイツ、ここまできたのはあなたのおかげ。ありがとう。でも、頭のいいあなたはもう自分の出る幕ではないと数年前にわかってしまったゆえ、とっとと引退したのだろう。そしてスティーヴ・ジョブス、本当にありがとう、ご苦労様。一足先にクラウドの世界へ旅立ったあなたのおかげで、私たちはここまできた。私はマックが嫌いだ。だけどあなたがいて本当によかった。
▲二人と同世代の私はもう少し生きながらえるつもりだ。PCジジイの私は今後、猫も杓子もタブレットばかり使いやがって、と悪態をつきながらのたれ死ぬしかないのかもしれない。だって手書き入力しかできないということは、隣のおばさんと同レベルになってしまったのだからw。その前にできるだけ自分のデータをクラウドに上げて、ジョブズのようにクラウドの中で生き続けるための準備をしよう。現世と来世はやがてクラウドの中で融合するかもしれない。私も旅立ちの準備の前に、まずはアップロードだ。
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ダイハツ ミラ イース G:新車試乗記
10月 23rd, 2011 · No Comments
キャラクター&開発コンセプト
軽でガソリン車トップの低燃費を実現
新型ダイハツ ミライース
2011年9月20日に発売された「ミラ e:S(イース)」は、ダイハツの新型軽乗用車。その名の通りミラ、ミラカスタム、ミラココア、ミラバン(商用車)からなるミラシリーズに新しく加わったモデルだ。
開発コンセプトに“エコ(エコロジー+エコノミー)&スマート”とあるように、最大の売りは国内向けガソリン車(ハイブリッド車を除く)でトップの低燃費を叩き出したこと。徹底的な軽量化、エンジンの低フリクション化、新開発のアイドリングストップ機能など、ダイハツ言うところの「e:S テクノロジー(Energy Saving Technology)」を採用し、ガソリン車トップのJC08モード燃費:30.0km/Lとしたのが自慢だ(10・15モード燃費は32.0km/L)。ダイハツではこの路線に基づく新型モデルを、ハイブリッド車や電気自動車に続くエコカーという意味で「第3のエコカー」と呼んでいる。
市販車は軽枠いっぱい&5ドアの現実路線
2009年の東京モーターショーに出展されたダイハツ e:S
そもそも「e:S」とは、2009年の東京モーターショーで発表された次世代エコカーのコンセプトカー。4人乗りながら3ドアボディとし、全長を軽自動車枠より30センチ短い3100mmとするといった思い切った軽量化を実施。10・15モード燃費30km/Lを達成する軽のスペシャリティモデルというコンセプトだった。開発当初は市販する予定だったが、実際には前年のリーマンショックによる余波で開発中止となっている。
一方、今回の「ミラ e:S」は、10・15モードよりハードルの高いJC08モード燃費で30km/Lを達成しつつ、全長は軽自動車枠いっぱいの3395mmとし、ボディタイプも一般的な5ドアを採用。また低価格も売りである、ダイハツの軽乗用車では最安の79万5000円からとなっている。
販売目標台数は月間7000台。対して発売後2週間の受注台数は約2万5000台となるなど、立ち上がりは絶好調。これは8000台が目標だった現行の2代目タントが1ヶ月で2万4000台を受注した事例を上回る。
テレビCMには贅沢にも俳優ブルース・ウィリスを起用。軽自動車とのミスマッチを狙ったようなキャスティングだが、ウィリスが「ダイモツ ミラウース」と車名を間違えているところも画期的。
関連リンク
■ダイハツ公式HP>プレスリリース>ミライースを発売
価格帯&グレード展開
79万5000円からスタート。売れ筋は99万5000円
フロントバッジは葉っぱをモチーフにしたもの。ダイハツの「D」にも見える
エンジンは全て自然吸気の直3「KF型」で、変速機はCVT。価格は79万5000円からだ。ちなみにミラの乗用タイプで一番安いのは86万円、ミラの商用バンは5MTが72万円で、CVT車が78万5000円。またミライースと入れ替わりで販売終了となったエッセ(2005年12月発売)は77万円からだった。
ただしエントリーグレードは見た目も装備もかなり簡素なので、販売主力はキーレスエントリーが付く99万5000円の「X」になりそう。さらに112万円の最上級グレード「G」なら、シートリフター&チルトステアリング、VSC等が標準装備になる。
なお、愛知県のダイハツディーラーでは、地域限定のワンプライス(値引き後価格)として、通常より5万6000円~6万1000円安い価格を掲げている。それでいけばX(2WD)は93万9000円、G(2WD)は105万9000円。
最上級の「G」グレードにのみシートリフターとチルトステアリングが備わる
■D(2WD) 79万5000円
■L(2WD) 89万5000円
※カラードドアミラー、集中ドアロック、ホイールキャップ、CDプレーヤー/AM/FMラジオ付
■X(2WD) 99万5000円/Xf(4WD) 109万5000円
※上記に加えて、電動ドアミラー、リア3面スモークガラス、室内メッキ加飾、キーレスエントリー付
■G(2WD) 112万円/Gf(4WD) 122万円 ※今回の試乗車
※上記に加えて、メッキグリル、革巻ステアリング、シートリフター&チルトステアリング、サイドエアバッグ、VSC、オートエアコン、アルミホイール付
パッケージング&スタイル
サイズもデザインも、ミラっぽい
ボディカラーは全8色。試乗車のカラーは「コットンアイボリー」
東京モーターショーで見たコンセプトカー「e:S」の残像が残っている人(要するにクルマ好き)にとっては、少々ガッカリといったところか。全長を軽自動車枠より300mm短くするという案は見送られ、市販モデル「ミラ e:S」では無難に軽の枠いっぱいの全長3395mm×全幅1475mmとなっている。全高はミラと同等の1500mm。低めの全高(と高めの価格)が販売面では足を引っ張る恰好となったソニカの轍は踏むまい、ということもあるのかも。
それでもフロント部は心なしか空力を重視したデザインで、リアバンパーの角もトヨタ車のように「エアロコーナー」になっている。Cd値(空気抵抗係数)は0.31と、ボディ形状に制約のある軽自動車としては優秀。なら、さらにルーフをプリウスのようにスラントさせたら0.30を切ったかも、などとも思うが、その点でもソニカの轍は踏むまい、というところか。
全体のデザインイメージは、「無駄を廃したシンプルでクリーンな造形」(プレスリリース)だが、要するにコンセプトカーのような洒落っ気は省かれ、実用本位になっている。ヘッドライト回りにコンセプトカーの面影は若干残っているが、それを除けば現行のミラっぽい。いっそこれが新型ミラでも良かったように思うが、実際にはミラの後継車がイースになるのかも。サブネームが本名になるのは珍しくない。
プラットフォームはミラシリーズで初めて新型ムーヴの新世代を採用。ホイールベースは旧プラットフォームより35mm短い2455mmになる。WB短縮の理由は歩行者保護とエンジンの吸気温度を下げるため、とメーカーでは説明している。
インテリア&ラゲッジスペース
質感はまずまずだが、軽量化&低コストの跡は見える
上級グレードのインパネはベージュとブラックのツートーン。メタル調パネル付のオーディオは廉価グレードを除いて標準装備
運転席に座ってまず好印象なのは、試乗車が最上級グレードということもあるが、ダッシュボードやシフトレバー回りの質感がまずまず高いこと。一方、ドアの樹脂製インナーパネルは薄く、押すとペナペナと凹むほどで、軽量化&低コストを図っているのが分かる。給油リッドのオープナーが運転席と助手席の間にあるのも、やはりそのためだろう。給油リッドはボディの左側にあるので、ここのほうが運転席右下より近く、ワイヤーの長さやリンケージも省けるはずだ。
グリーンがエコ運転の目安。「エコアイドル」中のガソリン節約量も表示
これは通常時。中央のデジタル速度表示は大きくて見やすい
イグニッションをオンにすると、ブラックアウトしていた盤面に自発光式のデジタルメーター(最廉価グレード以外の全車に装備)が浮かんでくる。デジタルメーターが流行ったのは1980年代なので、ちょっと懐かしい感じもするが、数字が大きくて老眼でも見やすいのは間違いない。
デジタル速度計を取り囲むのは、燃費に良い運転をしたり、アイドリングストップをすると照明がブルーからグリーンに変化する「エコドライブアシスト照明」。ホンダのハイブリッド車あたりが先駆けだと思うが、イースのものはそれよりもっと単純。夜間は少し明るすぎる気もしたが(オフにすることも可能)、メーターに視線を移さなくても色の変化が分かるので、これはこれでありか。
これはエコアイドル時。左が節約したガソリンの量、右がエコアイドルの時間
またメーター左上の「エコドライブアシストディスプレイ」は、減速エネルギーの回生状態に入ると「CHARGE」と表示。またアイドリングストップ(ダイハツ言うところの「エコアイドル」)時には、ガソリン節約量を1mL単位、つまり0.001リッター単位で積算して表示する。この辺はマツダのi-stopに似ている。エコアイドルについては試乗インプレッションの項でも再び触れる。
チルトステアリング&シートリフターは最上級グレードのみ
最上級グレード(試乗車)は計4エアバッグ。前席サイドエアバッグを標準装備する
フロントシートの座面は若干小ぶりだが、クッションには腰があり、座り心地は悪くない。ただコーナーに元気よく飛び込んだ時には体を支えるものがないので、横Gに対してはオートバイのように体を傾けて対処することになる。
それより気になるのは、チルトステアリング&シートリフターが最上級グレードの「G」にしか装備されないこと。試乗車はその「G」だったので問題はなかったが、下位グレードのシートは小柄な女性に合わせたポジションになるようで、これだと大柄な男性には無理が生じるはず。
ヘッドレストがないこと以外、これと言って不満のない後席
後席スペースはまったく問題なく、シートの座り心地も良い。また乗降性についても、身長170センチ程度までは頭を屈めることなくスムーズに乗り降りできる。背もたれ角度も調整は出来ないが、このままでいい感じだ。
それだけに、後席ヘッドレストが全車「レス」となってしまったのは残念。本来なら全車標準にすべきだったと思う。ミライース最大の残念がここかも。
背もたれは左右一体式。スペアタイヤの代わりに修理キット
トランク容量は不明だが、見た感じは軽自動車の平均といったところ。背もたれは全グレードで左右一体式で、後席を畳むときは左右のロックを外し、背もたれを全て前にパタンと倒すことになる。5:5分割式に比べてアレンジの自由度は低く、操作もしにくいが、シンプルなシート構造は軽量化&低コストにも効いているはず。そう思えば納得できるのでは。
それで言えば、スペアタイヤを廃して、パンク修理キット(電動コンプレッサー+修理材)となるのは道理。キットは床下の発泡スチロール製ボックスに収まっており、余ったところに小物も収納できるようになっている
基本性能&ドライブフィール
街中ではかったるさなし
JC08モード燃費30.0km/Lのため改良されたKF型エンジン
試乗したのは最上級グレードの「G」(112万円)。エンジンは全車共通で、おなじみ「KF」型のノンターボだが、圧縮比アップ(10.8→11.3)、冷却性能向上、フリクションロスの低減、燃焼効率のアップを図った改良版。デミオの13-スカイアクティブのような完全新設計ではないが、細々見てゆくと燃焼室形状の変更やら、インジェクター噴霧微粒化やら、「i-EGR」と呼ばれる高度な排気ガス循環システムの採用やらと、かなり手が入っている。最高出力はミラの58psから52psへ、最大トルクも6.6kgmから6.1kgm へと1割ほどダウンしているが、それもこれもJC08モード燃費30.0km/Lのためだ。
それでも実際に走り出してみると、トルク感は思いのほかあり、動き出しは力強い。加速時にはダイハツCVT独特のメカニカルノイズが高まるものの、街中ではかったるさなし。これにはミラより実質60kgほど軽いという730kgの軽量ボディも効いているはず。軽で大人1人分の差は大きい。
もちろんCVTの制御も燃費のために最適化。燃料噴射の停止時間を増やすべく、停止直前までエンブレを効かせた後、最後にクラッチをフッと切るのは、トヨタのiQやヴィッツなど、最新リッターカークラスのCVT車なら多かれ少なかれやっていることだ。
またミライースのエコ発電制御は、出来る限り減速時の回生だけで補器用バッテリーに充電しようという徹底したもの。バッテリーは通常の鉛タイプだが、電気の出入りが多くても耐えられる専用品になっている。
CVTでは初。停車前アイドリングストップ
もちろんアイドリングストップのオフボタンもある
2、3分ほど走ってエンジンが暖まると、アイドリングストップが作動するようになる。エアコンの設定温度と室温にズレがないなどの条件が揃えば、エアコンオンでもヘッドライトオンでも、停止すれば必ずと言っていいほどエンジンは止まる。
正確に言えばミライースのシステムは、車速が7kmh以下になるとエンジンを止める「停車前アイドリングストップ」と呼ばれるもの(通称「新エコアイドル」)。これと似たものはセミAT車、例えばスマートやフィアット 500では以前からあるが、CVTでは初だ。
これは11分44秒エコアイドルして、ガソリンを0.067リッター節約した図
実際のところは一旦停止もしくは徐行してから再加速という時にも、エンジンが止まってしまい、最初はドキッとする。それがイヤなら「エコアイドル」をオフにするのもアリだが、そのうちに慣れてしまうのも確か。なお、渋滞時に多い微低速(10km/h以下)からの停止やバック時およびバック後の前進(同じく10km/h以下)といった状況では、アイドリングストップは働かない。またヘッドライトオンでは、停車してからの作動になる。
アイドリングストップ中は、メーター内にアイドリングストップした時間が積算表示され、同時に節約されたガソリン量が1mL、つまり0.001リッターずつ積算されてゆく。その節約量はメーター表示から類推するに10分で0.05~0.06リッターといったところ。排気量が小さいせいか意外に少ない。
(5分43秒アイドリングストップして)ガソリンを33mL=0.033リッター節約した、という表示
ちなみにこの節約ガソリン量の積算メーター、イグニッションをオフにすると自動的にリセットされてしまうのが残念。つまり運転を始める度に、またゼロからのスタートになる。
再始動はマツダのi-stopほど洗練されておらず、キュキュキュキュというスターター音は後続車からでもハッキリ聞こえるほど大きい。すぐに慣れるが、もう少し静かだったらとも思う。
格上のプラットフォーム&軽量ボディで走りもよし
最近のダイハツ軽らしく、シャシーはかなりシッカリしている。新型ムーヴ譲りの格上プラットフォーム、軽量・低重心のアッパーボディ、そして155/65R14サイズの大径タイヤ(ヨコハマのブルーアース)など、並べてみると条件は悪くない。特にタイヤは転がり抵抗を追求して155/65R14という大径になったようだが、おかげでVSC要らずのグリップ感がある。オーバースピードのまま漫然とコーナーに入ってゆくとアンダーステアが出てしまうが、リアが出る(オーバーステアが出る)ことはまずない。
乗り心地自体はちょっと硬め。静粛性に関しては、エンジンとCVTのノイズ、特に低速での「チチチチチ」という音が気になった。ただ、この3軸式のCVTに以前あったヒュ~ンという風のような音はなくなっているし、3気筒特有の振動もほとんど気にならない。ロードノイズも意外に静かだった。
高速巡航もまったく静か。タコメーターがないのでエンジン回転数は不明だが、100km/h巡航でかなり低い回転を保つのは間違いない。おかげで左側の走行車線でよいと割り切ってしまえば、快適に走り続けられる。こうい時にはCd値0.31と730kgの軽量ボディが効いている感じがする。ただし馬力が52psしかない上、CVTの変速プログラムがエコ優先であるせいか、追い越しは苦手。最高速は頑張っても130km/h程度か。
試乗燃費は18.0~27.3km/L
一般道で25km/L台を出したところ。これくらいは割と簡単に出る
今回はトータルで230kmを試乗。参考値ながら試乗燃費は、いつもの一般道と高速道路を走った区間(約90km)が18.0km/L。さらに夜間、空いた一般道を無駄な加速を控えて走った区間(約30km)が1回目は25.3km/Lで、2回目は26.5km/L。さらに日中、通勤時間帯の一般道をやはり無駄な加速を控えて走った区間(約30km)は27.3km/Lだった。いずれもエアコンオンで、特別なテクニックは使っていない。
また高速道路での100km/h巡航では、28~29km/Lといったところ。ただし80~90km/h巡航なら30km/L台に乗りそうだった。そもそも100km/hからの加速は鈍く、ガソリンを余分に食う余地もないのだが。
いずれにしろ燃費を意識しなくても18km/L、意識すれば25~27km/L台というのは驚異的。これまでの試乗経験から言っても、フィットハイブリッドやマツダ デミオ 13-スカイアクティブより確実に燃費がよかった。100km/h以下の速度域なら現行プリウスよりいいかも。
燃料タンク容量はダイハツの軽(主流は36リッター)では少なめの30リッターだが、航続距離は優に400km以上に達するはず。
車重(kg)
10・15モード燃費(km/L)
JC08モード燃費(km/L)
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デジタルデバイドを超えるもの(ありがとう、ジョブズ):編集長コラム 水野誠志朗\’sトーク
10月 21st, 2011 · No Comments
▲最近あまり言われなくなったが、デジタルデバイドは確かにまだまだ存在している。実際、私のようなアラカン世代ともなると、おそらく半分以下の人しかネットやデジタルグッズの恩恵を被っていないだろう。うちのかみさんは、私の影響もあって、様々なデジタルグッズを使っており、TwitterやFacebookは私より積極的だし、何よりそれに割く時間がものすごく多くて、テレビや映画をあまり見なくなった。彼女は「最近のつまらないテレビを見たくもないと思う同世代は、デジタルグッズなしだといったい何をして楽しんでいるのだろう」とまで言う。
▲近所に住む彼女の同級生は、デジタル物は全くダメ。その旦那も同様。さすがに携帯メールくらいは使っているが、ネットもほとんど見ないらしい。親族は誰も彼女に使い方を教えないし、デジタル物は結構高額だから買えないとのこと。ということで彼女は今後、デジタル物を使うことはなく老いていくように思える。何かのきっかけで、彼女がデジタル物を使うようになることは、はたしてこの先果たしてあるのだろうか。
▲と考えたとき、いや案外あるかも、と思い当たることがある。それはタブレットと無線回線の普及が急速だからだ。うちのかみさんもPCは使うが、はっきりいってあまり得意ではない。仕事のために開くことはあるが、もっぱら使うのはiPhoneとiPadだ。私はアップル嫌いなのでこれらを全く使わないため、彼女に対しては完全にノーサポート。彼女はそれまでの知識に加え、ネットで多くの知人を得て、これらを使いこなしている。いや、使いこなしているとまではいえないようだが、少なくとも楽しめるレベルにある。まあ十分だろう。
▲しかし正直なところ、まだタブレット類もスマホも普通のおばさんにはかなりハードルが高い。とはいえかみさんを見ればわかるとおり、PCと比べたらこれはもう圧倒的に簡単だ。象徴的なのはキーボードが無いことだろう。パソコン利用の大きなハードルはキーボードとマウスだ。カーソルを動かし、ダブルクリックし、ローマ字入力して変換する、この一連の作業ができるようになるかが、パソコンの最大の難関だったといってもいい。クルマでいえば、クラッチとアクセルとギアだ。昔はこの三つを使えるようになるため免許取得に苦労したものだが、今はオートマだから苦も無く免許が取れる。しかしPCはいまだに難しい。いったん覚えればクルマもPCもとても便利になるのだが。
▲これがタブレットやスマホとなると直感的に触れるだけだ。入力にしても最近は手書きIMEが実用域に入っている。私はキーボードがあれば考える速度で入力できるが、フリック入力はそこまでは無理。そのためまるでキーボードの使えない老人になった気分でめげていた。といって今さら入力練習をするのも嫌。そこで手書きIMEを入れてみたら、これが結構使える。簡単な文章なら今や手書きの方が手っ取り早い。昔、PalmOSのPDAで特殊な手書き文字を覚えたものだが、今は日本語がそのまま手書き入力できる。つまりタッチパネルと手書きIMEがあれば、どんな老人だってタブレットやスマホ使いこなせる可能性がある。ウインドウズ8はPCでそれをやろうとしているのだろう。
▲またタブレットでやることは、基本的にすべてアプリにしてしまえば簡単だ。ブラウザで新聞サイトを読むより、新聞のアプリを入れて開いた方が簡単で見やすい。こうなると今後大手サイトはすべてアプリ化するしかないだろう。タブレットやスマホにそのアプリを入れれば、実際すぐに誰でもひとまず見られるし使える。デジタルデバイドなおばさんでもちょっと教えれば多分すぐに使いこなせるはずだ。
▲そしてもう一つは回線の問題。PCでネットを見ようと思うと、回線を確保し、プロバイダを契約し、ルータを置き、無線LANを設定するという大きなハードルがあったが、タブレットやスマホはそれが内蔵されている。テザリングができれば必要に応じてPCだってつなげられる。ワンアクションで、しかも無線でネットに繋がるのは、おばさんにも抵抗はないだろう。問題はまだ少し高めの回線料金だが、これはいずれだんだん下がっていくだろう。むろんトラフィック増の問題は今後解決しないといけないが。
▲つまりもうPCは死んだのだ。デジタルデバイドの解決にはPCはもはや何の力も持たない。今後はすべて、タブレットやスマホの世界になっていくだろう。その暁には、じいさんもばあさんもネットに繋がる。ウインドウズ、これまで長い間ありがとう。ビル・ゲイツ、ここまできたのはあなたのおかげ。ありがとう。でも、頭のいいあなたはもう自分の出る幕ではないと数年前にわかってしまったゆえ、とっとと引退したのだろう。そしてスティーヴ・ジョブス、本当にありがとう、ご苦労様。一足先にクラウドの世界へ旅立ったあなたのおかげで、私たちはここまできた。私はマックが嫌いだ。だけどあなたがいて本当によかった。
▲二人と同世代の私はもう少し生きながらえるつもりだ。PCジジイの私は今後、猫も杓子もタブレットばかり使いやがって、と悪態をつきながらのたれ死ぬしかないのかもしれない。だって手書き入力しかできないということは、隣のおばさんと同レベルになってしまったのだからw。その前にできるだけ自分のデータをクラウドに上げて、ジョブズのようにクラウドの中で生き続けるための準備をしよう。現世と来世はやがてクラウドの中で融合するかもしれない。私も旅立ちの準備の前に、まずはアップロードだ。
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カムリ ハイブリッド試乗900km! その燃費は?:MOTOR DAYS ピックアップニュース
10月 21st, 2011 · No Comments
カムリ ハイブリッドを4日間、約900km試乗してみた。カムリ ハイブリッドというクルマは、日本市場では完全に熟年層向け商品とされている。実際、60歳過ぎの人が急に乗ったとしても、戸惑うのはボタン式スターターと、セルとアイドリングの音がしないことくらい。ゲートの切られたシフトレバー、アナログなメーター、オーソドクスなインパネデザインといったあたりは、昔から見慣れた風景ですぐ運転できるだろう。センターメーターのプリウスとは大違いである。
外観もまたオーソドクスなセダンだ。ちょっと4ドアハードトップ風のスタイリッシュさで、昔風のカッコ良さがある。いかにも飾りましたという感じのメッキパーツも多い。
こういった内外装に最新ハイブリッドシステムを組み合わせて、今や一つのブランドといってもいい「ハイブリッド車」へ熟年を無理なく導こうというのがカムリだ。オヤジだって流行りの「ハイブリッド車」というものに乗りたいが、普通のセダンで、普通の操作系というクルマがないという声は確かにあり、そんな隙間に投入された商品ということになる。
試乗では最初に100kmほど、市街地を足代わりにしてチョロチョロ走り回ったところ、燃費計は11.1km/Lを示した。それから高速道路を50kmほど走ったりして、合計180kmを走ったところで見ると12.8km/Lに上昇。そこでいったんリセットし、満タン給油して、その後は高速道路を中心に720kmほどを走った。最初は燃費を考えずにとばしたところ、300kmほどは15.2km/Lを表示。燃費計をリセットして今度はクルーズコントロールを使い100km/h設定で100kmほど走ったが、16.4km/Lしかでない。前のクルマに追いついての減速、そこからの加速、上り下りの勾配では、車速を維持しようとクルーズコントロールはそれなりにエンジンを回すので、どうしてもこれ以上伸びなかった。試してないが80km/hで設定すればもっとよくはなるだろう。ただ、それは今の高速道路の流れの中で、あまり現実的ではない。ヘタをすれば渋滞のきっかけにもなりかねないと思う。すべての区間で3車線あればいいのだが。
その後の300kmほどはメーター上のECOの範囲をできるだけキープするようアクセルで加減して走った。加速でもアクセルを深く踏まず、とにかくECOに収まるようにじわりと踏んだ。ただし、低速走行をしたのではなく、それなりにとばしたのだが、それでも17.4km/Lまで平均燃費計の数字は伸びた。
とにかくガソリンを使うのは加速時で、たとえ速い速度であっても減速と加速を繰り返さない限り、燃費はよい数字となる。平均車速では前半の300kmと後半の300kmはあまり変わりないと思う。最初は加速時にアクセルを踏み込むことが多かったが、最後はじわりと踏んで加速したわけだ。
混雑した道路ではどうしても加減速のために燃費が悪化し、たとえそこそことばしたとしても、加減速が少なければ、燃費はクルーズコントロールを使うより、いい数字が出るということになる。とにかくアクセルワークが燃費のキモであることを再認識させられた試乗だった。
なお、この距離を走って実感したことは、たいへん疲労感が少ないクルマであることだ。十分なパワー感があるため、制限速度範囲であれば余裕があるクルージングとなる。そしてその速度域なら静粛性も高く、むろん直進性にも不満はない。何よりシートがよかった。腰をバックシートに押しつけ、背筋を伸ばして座る姿勢を取るのだが、こうした姿勢であれば全く疲れを感じさせないシートだった。試乗車は最高級グレードだったため、電動革シートで、ランバーサポートもついていたが、それを差し引いても十分なシートだと思う。
ただ一つ不満だったのは、オプションで装着されていたカーナビの地図が最新でなかったこと。名古屋は今年3月に名二環という環状自動車道が開通したが、この道がまだ入っておらず、走り慣れていない当方は見事に入り損ねてしまい、一般道をぐるぐる走って、かなりガソリンを無駄にしてしまった。熟年層でも使いやすいオーソドクスなカーナビだと思うが、地図のバージョンアップなどの作業は熟年層には難しい。そういう部分こそ自動で更新する通信型のナビの方が熟年層に優しいと思うのだが。
ということで、後半700kmの満タン法での燃費は14.53km/Lとなった。いつも使っている初代プリウスだと18km/Lくらいだから、車格から考えれば全く不満はない。もっともっとエコランをすればさらによくなるのだろう。今回の数字は、要するに誰でも最低これくらいの燃費は出せるという目安にしてもらえると思う。(水野誠志朗)
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トヨタ アクア(Aqua)、40km/Lの超低燃費HVがオールヌードに!!
10月 19th, 2011 · No Comments
以前から『トヨタ・アクアに決定! トヨタ・プリウスCとウワサされてた超低燃費マシ…
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